6月（2022年）のイベントは5月14日が母の日、6月18日が父の日ということで『母の日・父の日イベント』を開催いたしました。
　日頃の感謝の気持ちを表現すべく、似顔絵キーホルダー、飛び出すフラワーメッセージカード、折り紙カーネーション鉛筆作りを行いました。
　似顔絵キーホルダーはお父さんやお母さんの似顔絵を画用紙に描き、それをラミネートし、キーホルダーにしました。髪の毛や顔の輪郭、表情などお父さん、お母さんの姿を毎日見ているだけあり、とても特徴を捉えた似顔絵を描く児童もいれば、眉間に皺を寄せながら時間をかけて描く児童もいました。
　飛び出すフラワーメッセージカードは折り紙を重ねて、蛇腹折りにし、ハサミで形を整えるという微細運動の要素が多い活動となりました。谷折りと山折りを繰り返すことに苦戦する児童が多く、指導員の全体説明を聞いて、複数の作業工程を覚えながら、集団のペースに合わせて作業することは、未就学の児童（特に年長）には就学に向けてとても良い活動経験となったのではないかと感じました。メッセージカードには自身で考えたメッセージを書いてもらいましたが、未就学の児童はまだまだ不慣れな鉛筆を使い一生懸命想いを綴っていました。
　折り紙カーネーション鉛筆は片手で鉛筆と折り紙の端を押さえながら、もう片方の手で折り紙を巻くという左右の手で別々の活動を行う難しい作業となりました。途中で押さえていた手を離してしまい、やり直したり、両方の手が同じ動きになってしまい、上手く巻けなかったりと試行錯誤しながら取り組んでいました。
　完成したプレゼントは、渡すときに「ありがとう」と言って渡すように伝えるとお迎えに来ていたお父さん、お母さんに下を向きながら照れ臭そうに「いつもありがとう！」と渡す様子が見られました。渡された保護者の方々も嬉しそうに受け取る様子が見られ、私たち指導員も心温まる瞬間でした。